ES922 – CAN FDモジュール
CAN FD
CAN FD(CAN with Flexible Data Rate: データ転送速度がフレキシブルなCAN)は、BOSCHがCANを改良して開発した後方互換性のあるプロトコルです。CANとの主な違いは、1メッセージあたりのペイロードデータが8バイトから64バイトに増えたこと、伝送速度が最高8 Mbit/sに上がったこと、またチェックサムが長くなり伝送の信頼性が高まったことです。CAN FDは、ネットワークの帯域幅の増加を求める自動車業界のニーズに応えます。さらに、CAN FDノードは、既存のCANインフラストラクチャに簡単に統合することができます。
特長
- ES910.3用のCAN拡張モジュール
- 電気的に絶縁された2つのCAN FDインターフェース
- TJA1044Gトランシーバで高速CANバスに接続、またはTJA1055トランシーバで低速CANバスに接続
- ボーレートは最大5 MBd(CAN FD)、最大1 MBd(高速CAN)、または最大125 kBd(低速CAN)
- ISO準拠版とISO非準拠版のCAN FDプロトコルをサポート
- FPGAベースのCAN/CAN FD通信コントローラ
- フロントパネルのLEDがCAN FDの通信状態を表示
- 高速CAN/CAN FDバス経由のウェイクアップ機能
- INCAとともに使用可能
テクニカルデータ
寸法・重量 | |
寸法・重量
寸法(H ×W ×D)
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20 mm ×35 mm ×83 mm
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寸法・重量
重量
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50 g
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寸法・重量
環境条件
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寸法・重量
温度範囲
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-40ºC~+50ºC(動作時)
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寸法・重量
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-40ºC~+85ºC(保管時)
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寸法・重量
電源
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寸法・重量
入力電圧
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3.3 V /5 V
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寸法・重量
消費電力
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0.85 W(通常)/1 W(最大)
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寸法・重量
スタンバイ電流
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< 0.7 mA
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寸法・重量
CANバスインターフェース/CAN FDヘッダ
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寸法・重量
チャンネル数
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2チャンネル(各々独立)
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寸法・重量
CAN FD
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チャンネル毎に高速CAN FD/低速CANとして設定可能
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寸法・重量
高速CAN
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TJA1044Gトランシーバ
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寸法・重量
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CAN FD: 最大5 MBd(バスの長さが20 m以内の場合)
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寸法・重量
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高速CAN: 最大1 MBd(バスの長さが20 m以内の場合)
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寸法・重量
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ディファレンシャル内部抵抗10 kΩ
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寸法・重量
低速CAN
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TJA1055トランシーバ
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寸法・重量
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最大ボーレート 125 kBd
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寸法・重量
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内部 2.2 kΩ 終端抵抗
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寸法・重量
電気的絶縁
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チャンネル同士および他の回路から電気的に絶縁
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寸法・重量
通信コントローラ
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FPGAベース
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寸法・重量
ウェイクアップ機能
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高速CAN及びCAN FDバス経由のウェイクアップおよびスリープ機能
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寸法・重量
コンフォート機能
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寸法・重量
LED
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CANバス上のクイックステータスチェック
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寸法・重量
対応するETASソフトウェア
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寸法・重量
MCDアプリケーション
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INCA V7.2.6以降, HSP V11.6.0以降
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寸法・重量
MCEアプリケーション
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INCA V7.2.7以降
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寸法・重量
ラピッドプロトタイピング
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INTECRIO V4.6.3以降
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